このページでは『七転び八起き』ということわざの意味や例文、同じ意味を持つ四字熟語の他に類語、対義語などをご紹介します。
暮らしの中にちょっとした笑顔を。『ふわっとスマイル』当サイトにお越し頂きありがとうございます!しか言えない私たちは1記事ずつ精一杯書かせて頂きますm(_ _)m
七転び八起きの意味
- 成功を手に入れるためには何度もミスをするもの。
- 辛く悲しく起き上がれない心情に陥るもの。
- でも起き上がらなければ成功は手に入らない
1度も失敗せず成功を収めた!という人は歴史上いないでしょう。
回数は人それぞれですが、1度の成功を手に入れるために幾度となく失敗を繰り返しているもの。
たまには…
という名言で失敗してないというお偉いさんがおられますが、偉大なる発明には何度となく思い通りにイカない現実が襲い掛かります。
その都度、起き上がる~再度挑戦する~強さを身につけ、夢を現実にするまで諦めないという人生訓を表現したことわざです。
・失敗するのは当たり前、挑戦している証拠だととらえる。
・なんど転んでも何度でも立ち上がる強さを身につける。
・失敗にめげずに諦めない心を貫く人間が成功を手にすると知る。
・大谷翔平もホームランを67本以上も打たれている。
七転び八起きの例文集
成功者の言葉
私は幾度となく失敗を重ねてきた。
7回どころじゃない。小さなミスから大きなモノまで100回以上は挫折してきた。
8回どころではない。『今回もダメか…』そんな絶望感にとらわれる時はあれど、何度もなんども立ち上がってきた。
ただ『7』には多様なという意味や、聖なる数字という意味合いが、『8』には末広がる幸福という意味が表現されている数字だと旧約聖書などには記されている。
だから私も気持ちよくこの言葉を使おう。
七転び八起きの意味や教訓を胸に刻み、諦めずに夢を手に入れよう。
起こさない母
子:もう僕の人生はダメだ…何度もなんどもミスして……転んだまま立ち直れない。
母:うん。そうね。バッターアウトね。レッドカードね。5ファウル退場ね。
子:諦めるよ。何度も失敗して…人生終わりかな?諦めたくないのに。。起きろ!って声が聞こえない。
母:うん。そうだね。試合終了ね。ゲームセットね。チーム解雇ね。国外追放ね。無期懲役ね。エンドロールね。
子:……。(ここは『七転び八起きの精神で頑張れ』って優しく励ますシーンやろ。。)
七個以上の表現を使い、背中を押さない親御さんでした。
ドラゴンボール編
悟空は7つのドラゴンボールを探す旅へと出かけた。
その1つひとつを見つけるのには苦労の連続だった。
転ぶどころじゃない。
ベジータにはボコボコにされ、フリーザにはクリリンを爆破され、セルにはあの世行きにされ、魔人ブゥには噛みつかれ…。
ブッ倒されながらも何度も立ち上がり、相手をボコり返して何度も7つのボールを集め…
成功の象徴である『神龍』という8つ目の願いを手に入れたのだった。
時に『神龍:何でも願いを叶えよう。(数秒後)その願いは無理だ。』と言われようとも…。
七転八起~意味が同じ四字熟語
七転八起(しちてんはっき)とは
挫折や失敗を繰り返しながらも諦めずに粘り強く努力し続ける事が大切。
この四字熟語は『七転び八起き』と同じ意味を持ちます。
自分を咤激励するとき、苦しむ友人を励ますときなどにはどちらの表現を用いても同じですが、一般的には七転び八起きの方が使用頻度は高いとされています。
七転八倒~注意すべき四字熟語
七転八倒(しちてんばっとう)とは
激しい苦痛や苦闘の様子を表現している言葉。
この四字熟語は希望を見出す表現や励まし言葉ではなく、ただ苦しみの中にいる状態を言葉で表した語句です。
上記の『七転八起』とは1文字違いなので、間違えないよう注意が必要です。
間違えた励まし
落男:もう無理だ…昨日も今日も失敗して…起き上がれない。
間男:何言ってんだよ。七転び八起きって言葉を知らんの?何度、失敗しても立ち上がり続ければ成功するって教訓を教えてくれてるんやぞ。わかる?今のお前にピッタリの言葉やわ。あぁ文字数多いから四字熟語の方教えといたるわ。ほら。帰りにググって調べてみ。『七転八倒(しちてんばっとう)』な。漢字教えといたるから。
ガタンガタン。教えてグーグル。『しちてんばっとう』ズウゥゥン。。
落男:確かにピッタリやけど…。
帰路に向かう電車で、余計に落胆する落男でした。
七転び八起きの類語
七転び八起きの類語~似ている言葉や同じ意味のことわざなどをご紹介します。
失敗は成功の母
失敗を恐れずに挑戦し、失敗を糧にして改善することで成功につながるという意味。
このことわざは『失敗』という母が、成功を産んでくれるという表現言葉です。
『失敗は成功のもと』の類語としてたびたび紹介されることわざです。
捲土重来
<読み方>
けんどちょうらい
百折不撓
<読み方>
ひゃくせつふとう
禍を転じて福と為す
その他の類語
・勇猛精進
・不撓不屈
・起死回生
・有為転変は世の習い
・人間万事塞翁が馬
七転び八起きの対義語
引き続き七転び八起きの対義語~反対の意味を持つことわざをご紹介します。
万事休す
刀折れ矢尽きる
刀と矢は戦いの際に使う武器であり、刀が折れてしまうと戦闘が続けられなくなり矢が尽きると攻撃ができなくなるという状況を揶揄したことわざ。
七転び八起きの英語
七転び八起き(直訳)
・Always rising after a fall.
何事も落ちたあとに、いつものぼるもの。
・Never giving up.
諦めない
最後に
今回は七転び八起きの意味や例文などをご紹介しました。
望みが大きくなればなるほど、失敗した時の絶望感も大きくなるもの。
そんな時でも、このことわざの意味を想い出し『成功者も失敗しては立ち上がってるんだ』と起き上がれる支えになればいいですね。
コラム~七転び八起きはおかしい?
ネット上や口コミサイトなどを見ていると
という意見が見られます。
その理由として
七回転んでるなら、八回起きてるという表現が1回多くておかしい
という疑問があるようです。
というのがおかしいという人の意見です。
これの解説としては
・七転び七起きよりも七転び八起きの方が語呂合わせがイイから
・前向きな表現(転んだ回数よりも起きる回数を多くした方がポジティブ)
こうした説がありますが、『人間は生存した時は立っていないから』という理由が多く見られます。
わかりやすく言えば
こうした起き上がった状態が1番始めとすることから『七転び八起き』の八起きが1回多く表現されています。
何にせよ、数字はあくまで表現方法であり、そこに含まれた意味を活かしていけたらイイですね。
コラム②~七転び八起きと達磨
「七転び八起き」と達磨には、深い関係があります。
伝説によれば達磨はインドから中国に渡り、そこで禅宗を開いたとされています。
ある日、達磨は寺の前で禅坐していたとこ、寺の住職が寺を出て行くのを見かけました。
住職は『私はもう寺を去ります。もう何年も修行をしているのに、何の進歩もありません。もう自分には向いていないと思いました』と言いました。
そこで達磨は住職に向かって『あなたが何年間も修行しているのは、自分の無知と戦っているからです。無知を克服するには時間と忍耐力が必要です。七転び八起きの心を持って、再び修行を始めるべきです』といった言葉を投げかけました。
住職は達磨の言葉に感銘を受け再び禅修に取り組んで、やがて悟りを開いたとされています。
このように「七転び八起き」は、達磨から禅修を学ぶ者に対して与えられた教えの一つであり、禅の修行においても失敗や苦難を繰り返しながら忍耐力と根気強さを持って取り組むことが重要であるとされています。