累計発行部数1億2000万部以上!
バスケ漫画の金字塔として1990年代に日本にもバスケブームをもたらした”SLAM DUNK(スラムダンク)”
このページではそんなスラムダンクの主人公『桜木 花道』は、どんな男なのか?
男性には強気で女性には内気、喧嘩がめっぽう強く自信過剰なくせに ちゃっかり凹みもする。。。
そんな主人公を徹底調査してみました🙂
そんな調査をする私はと言えば、全巻(31冊)当たり前のように所持しており、スラムダンクのシーンを聞かれれば『〇巻のどこらへん』と巻数とシーンを記憶している(ページ数解答は不可です)元バスケ部人間です😅
赤い髪が特徴的で愛嬌ある問題児クンを見ていきましょう。
ネタバレ注意!ここから先は少しスラムダンクのネタバレ要素を含みます!
初めての人で白紙の状態で本編を読みたい!という人はご注意下さい(_ _)
※このページでは初期のスラムダンク単行本での巻数でご紹介しています(完全版ではありません)
スラムダンク~桜木 花道のプロフィール
身長&体重 | 188cm 83kg のちに 189.2cm |
足のサイズ | 28cm のちに 30cm |
誕生日 | 4月1生まれ |
背番号 | 10番 |
ポジション | PF(パワーフォワード) |
得意技 | 頭突き |
フラれた人数 | 50人達成 |
桜木 花道のプロフィール |
好みドストライクである赤木 晴子に誘われ、バスケットボールというスポーツを始めた桜木 花道。
始めは晴子さんの興味を惹こうという下心(エロさは無し)がミエミエでしたが、月日を追うごとにバスケにのめり込んでいくのでした。
そんな赤い髪の男は体格も運動能力も優れており、スピード&パワー&ジャンプ力は抜群!
それに加え 努力もちゃんとこなせる性格で様々な局面で練習を重ね、グングン成長を遂げていくのでした。
スラムダンク作中で経過した約4か月の間に バスケの素人は全国でも通じる選手となりました。
最初に ちょっぴりウラ話。
2008年に スラムダンク作者『井上 雄彦』氏の手掛けた作品の大ファンだと自認するナビゲーター『伊藤 比呂美』氏との対談本”漫画がはじまる“が発売されました。
この対談本では
・第一章『SLAM DUNK』を語りつくす
という章がありキャラクターの誕生秘話が語られています。
その中で『桜木 花道』という名前を伊藤さんはベタ褒め😍
主人公らしすぎる名前で 明るくて前向きな印象を受け、無さそうなのに『あるある こういう名前』と思える素晴らしき名。
作者の井上雄彦さんも この”桜木 花道”を思いついた時に、今まで誰も命名してなかったのが不思議だったと返答されています。
この名は…初めて読んだ人にもスンナリ染みつく名前で覚えやすい!のですか?
私は幼少期から幾度となくスラムダンク愛読書で、”桜木 花道”という名が覚えやすい名前だと認識する前に脳に刷り込まれているので、覚えさせられてます。
※その他にも”漫画がはじまる”では『実は三井 寿にはバスケをさせる気はなかったけど、喧嘩が長引くうちに好きになって…』といった興味深いスラムダンク裏話が語られています。
初登場シーンは?
自称天才の主人公、桜木 花道の初登場シーンは
- 漫画⇒1巻の”#1 桜木君”
- アニメ⇒第1話”天才バスケットマン誕生!?”
主人公なので第1話から登場するのは当然だろうというツッコミはさておき。。
小田君が好きと言われ、叫びをあげながら号泣している2コマ目が初登場シーンです。
そして初セリフは
この後、”桜木軍団“から茶化され頭突きをブチかまして…漫画内ではしばらく話すシーンはありません。
カラに こもっちゃってます。
アニメでは『草尾 毅(くさお たけし)』氏が桜木 花道の声優をされています。
【㊗ #草尾毅 さんお誕生日記念🎉】草尾毅さんのアニメキャラ・最新情報まとめ https://t.co/rkVubnJhhW
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) November 19, 2020
スラムダンク以外では…
- ドラゴンボールZ (トランクス)
- ONE PIECE(ゴール・D・ロジャーの若い頃)
- NARUTO -ナルト-(剛頭)
などなど、数多くのアニメ作品にて声優をされています。
…トランクスも草尾 毅さんだったんですね😳
子供の頃に見た、戦闘力53万以上のフリーザを秒殺する青い髪した青年の声は、赤い髪した桜木花道と同じだったと知って、つい聞き比べしました。
という、この赤い髪した問題児クンの方がお調子者で感情の起伏が激しいなぁという印象を受けました。
ネット上のウワサでは、桜木 花道というキャラのテンションを保つのが大変で 今では演じるのが難しいと言われていますが…。
桜木 花道のモデルはいない?けど似ていく2人
桜木 花道のモデルは、元NBA選手でリバウンド王の”デニス・ロッドマン”だという説は有名です。
- 7年連続リバウンド王😳
- 2年連続NBA最優秀守備選手賞😲
- 数え切れない乱闘騒ぎ😅
ただ、このモデル説を井上さんが否定しているという事実も ご紹介しておきます。
…が!
似すぎです。
突出したリバウンド能力があり、ルーズボールにも果敢に飛びつき、尚且つ 気性も激しく髪の色も赤かったりetc…。
バスケのプレイスタイルのみならず、性格や容姿も似すぎています。
…だんだんモデルになっていったと言っていいのでしょうか?
桜木花道も海南戦後に坊主頭にして、より一層 似た容姿になりました。
スラムダンクが連載開始された1990年時点では、デニス・ロッドマン選手は髪を染めるといった行為を まだしておらず黒い短髪でした。
ただ変化のない選手生活が退屈になり、スパーズへ移籍後 髪を染めたりピアスを開けまくったりマドンナとデートしたりといった奔放なライフスタイルをあらわに。
そしてシカゴブルズにトレードされ、チームの赤いユニフォームを着た赤い髪の姿は…桜木花道に そっくり😳
湘北高校のユニフォームに似た容姿でリバウンドをもぎ取り、ルーズボールに飛びつく その姿は、モデルと言われても不思議でないでしょう。
ちなみに桜木 花道と同じ背番号である”10番”はデトロイト・ピストンズの永久欠番となっています。
スラムダンク~桜木 花道の成長エピソード
ここからは高い運動能力を持つバスケの素人”桜木 花道”がどう成長していったのかを見ていきましょう。
高校入学~天性の才能によるダンク
まず最初に桜木花道がバスケで知ったのがスラムダンクというシュート。
モロ好みの赤木 晴子にゴールが壊れるんじゃないかというほどの勢いで叩き込むダンクだと教えられ、誰もいない体育館にて
行くぜっ!!スラムダーンク
とうっ!! ~SLAM DUNK 1巻~
ボールを持ったまま走り、リングのまん中にたたきつけようとして…失敗します。
しかし、そのジャンプ力は圧巻!
ボードに頭をぶつけるといった、十分すぎるほどリングに届く跳躍力を見せたのでした。
そして…桜木 花道が まずリングの真ん中にボールを叩き込んだのは…ゴリとの1on1でのダンク!
スラムダンク作中内にて初めてリングインしたシュートです。
バスケの素人さんが何気に全国屈指のセンターである赤木キャプテンを吹き飛ばしながら一人アリウープを決めています。
終生のライバルである流川 楓が そう思ったようにそのパワーとジャンプ力は驚異的であり、バスケの実力者である流川がやるじゃんと思うのもウナづけます。
晴子に少し教授され、天性の才能によるダンクをバスケ人生初のゴールとして決めた桜木 花道でした。
ドリブルやパスの基礎練習
しかしダンクができるという天性の才能を持っていようが、ドリブルやパスといった技術は無し。
バスケ部には入部したものの、コートの端で地味な基礎練習を強いられます。
その間でも流川は活躍してるし、晴子はキャーキャー言ってるし、桜木軍団はニヤニヤニヤニヤニヤ見てくるし。
こうした地味な基礎練習に耐えられなくなった問題児は、ゴリとマジ喧嘩して
一度バスケ部を辞めるという事態にまで発展しますが、、、不良のチ〇ポを蹴り上げた後に戻ってきます🙂
そして基礎練習を数週間続けた花道は、チーム内での紅白戦で自分にドリブル力が付いたことを実感!
少し嬉しそうな表情を浮かべながら、ドリブルで速攻を仕掛け…流川を無視してゴリの頭にダンクをブチかましています。
何にせよ彩子指導のもと、ドリブルとパスの技術を身に付けていく桜木 花道。
レイアップ(庶民シュート)
その後、花道は庶民シュートことレイアップを教えられます。
ただ当然ながら下手クソで全く入らない。
庶民のシュートも入らないバスケ素人クンは、流川に見本を見せてもらってジャマして喧嘩したり、晴子と秘密の朝練が行われたりと努力を重ね…数日で5本中4本は入れられるようになるのでした。
ヒザを柔らかく 高く跳んでボールはリングに置いてくるという意識を持つ。
そして陵南戦の練習試合、終盤の大事な局面にて晴子の声に後押しされて 逆転庶民シュートを決める桜木君なのでした。
しかしコツを掴んだ花道も…後日 出場した試合ではリキんでしまい、ついつい外してしまう場面もチラホラ。
作者の井上雄彦さんも脚注にて書いてある通り、フリーでレイアップを外すとチームメイトのタメ息が聞こえてくるものです。
バスケ経験者の私の現実体験としても、試合中に外して顧問の先生(怖~いオッサンでした)からタメ息ならぬ怒号が聞こえてきたものです(何外しとんじゃお前ぇ~!!気抜くなやボケぇ~!気合入っとんのか放送禁止用語)
意外とフリーだと緊張するんですよね。。
リバウンド
陵南との練習試合前、庶民シュートのコツを掴んだ桜木 花道に 次はリバウンドを教えようとゴリは居残り練習を実施。
初めはシュートミスを取るという地味なプレイに乗り気でなかった桜木でしたが、このゴリの言葉を聞き興味が沸いたのに加え 頼られているのも実感。
この時にスクリーンアウトもキッチリ教授されたのでした。
後の陵南戦や翔陽戦などでは、魚住をパワーで抑え込み、花形を上手いテクニックで(リバウンド面で)圧倒するシーンも見られます。
高い瞬発力とジャンプ力でリバウンド王の才能を開花させていくのでした。
上記と同じく”漫画がはじまる”より。
対談の中で作者の井上雄彦さんは、高校からバスケを始めた素人の桜木 花道に何ができるか?を考えたら『リバウンドしか なかった』と話されています。
シューターやドリブラーに高校から始めたばかりの選手が すぐになれるワケがない。
高い運動能力や身長、でも素人の選手に何ができるかを考えた上でリバウンドが選ばれました。
ただ、語弊なく書かせてもらうと、リバウンド力が短期間で身につけられて(シューターと比べて)簡単というワケではないです(^^;)
スラムダンクで屈指のシューターである海南の神 宗一郎がリバウンドの特訓を毎日繰り返しても、ゴリからリバウンドを奪い取るような選手には なれないでしょう。
花道の身長&パワー&跳躍力があったからこそ、短い期間ながらもリバウンドの才能が開花したと言えそうです。
シュートフェイク
シュートフェイクを桜木花道に伝授したのは~最初は犬猿の仲、後日(女性にモテない関連で)わかり合えた1つ上の先輩であるリョーチン~宮城 リョータです。
ヤス命名の”リョータ直伝フェイク”は、『ほっ』という掛け声と共にシュートモーション~フェイントをするというプレイです。
この”リョータ直伝フェイク”は海南戦で2回見られ、最初は清田に対して 続いて高砂に仕掛けて見事に成功しています。
特に試合終盤の高砂に対して行なった際は
と天才プレイヤーである陵南高校の仙道 彰が感心するほど。
実はまだゴール下シュートが打てないながらも、うまいフェイクで相手をかわしダンクをブチかました桜木 花道でした。
※この”リョータ直伝フェイク”、私の想い出ながら 高校時に対戦した相手チームで『ほっ』と言いながらシュートフェイクをする選手がおり…
『やんなぁ~』『パクるわりにフェイク、ウマないよなぁ~』『サムゥ~』…と冷たく罵る関西の高校生たちがいました(フェイクには、いっっっさい引っ掛かりませんでした)
ゴール下シュート
海南戦で高頭監督&宮益 義範によってゴール下がまったく入らない事が浮き彫りになった素人・桜木 花道。
そして試合後、ゴリ指導のもとゴール下シュートの猛特訓をするのでした。
基本に忠実に繰り返し、朝も昼も練習後もシュートを放つ桜木 花道は文句1つも言わず。
ドリブルやパスといった地味な基礎練に比べ、シュートの練習は楽しかった彼は その後も練習を続け陵南戦で見事に、このゴール下シュートで最初のフィールドゴールを決め
湘北の全得点を この桜木が!!
今のところ! ~SLAM DUNK 17巻~
他の選手が得点を決めるまでの1分ほど喜んだのでした。
2万本の合宿シュート
I・Hを前にチームでの遠征合宿には参加させてもらえず、湘北高校に1人ポツンと居残りの桜木君。
そんな彼を安西先生が直接 指導し、出した課題は…シュート2万本。
ミドルシュートを1週間で2万本…単純計算で1日約2850本。。
改めて考えるとスゴイ数です。
何を目安に安西先生は2万本と決めたのでしょう?
バスケ経験者の私も過去のシューティング練習を思い出し、時間を換算してみたら、、、ほぼ1日中打ちっぱなしです。
道楽~本業でない、自分の趣味などに熱中すること~にしては 過酷な課題を出された桜木花道でしたが、それを桜木軍団や晴子に協力してもらいながら、こなしていくのでした。
そして迎えた全国大会。
と、豊玉戦で放った最初のミドルシュートは面白いほど大きく外れますが、、、後半になり大事な局面でキッチリ2本沈めます。
また山王戦でのブザービートも、2万本という過酷な練習をこなしたからこそ決めることができた桜木 花道。
スラムダンク作中では、この合宿シュートがラストシュートとなっています。
背中の怪我~リハビリ
こうして短期間で様々なバスケ技術を身に付け成長を遂げた桜木 花道でしたが、山王戦で背中に怪我を負ってしまいます。
と叫びながらルーズボールに飛びつき コート外のテーブルに背中を強打した花道は…徐々に怪我の痛みが増し、立っているのも やっとの状態に。
この怪我でバスケから長い間 離れてしまったら、これまで身に付けてきた技術が失われるのも早いと彩子が心配する中、
痛みに耐えまくった顔でオフィシャルに告げ、最初は取消されるものの…
という流川の(喧嘩ゴシな)声掛けもあり、山王戦の大事な終盤で怪我の痛みに耐えながら試合出場し…ラストシュートを決め
2人はハイタッチ!
ライバル同士のコンビプレイで山王工業から勝利を奪い取ったのでした。
その後、I・Hを終えた桜木はチームを離れ、怪我のリハビリを実施している様子が最終回で見られます。
桜木 花道の全得点は35点
スラムダンク全巻を通して、桜木花道が公式戦にて獲った得点は35点です。
- 翔陽戦⇒2点
- 海南戦⇒6点
- 陵南戦⇒7点
- 豊玉戦⇒6点
- 山王戦⇒14点
山王戦では珍しく点を獲ってるなぁとジャンプ連載中に思いながら読んでましたが、換算すると二ケタ得点あげてます。
リバウンドと共にダブルダブルの成績を収めている桜木 花道。
これがまだバスケを始めて数か月の男が、しかも全国レベルの相手に対して残した成績だと思うと改めて末恐ろしいです。
将来的に3Pも?
他の実力ある沢北や流川と同じく、もし将来的にアメリカに行って(そうでなくても)バスケを続けた場合、彼は3Pも練習するかもしれないですね。
私の勝手な推測の理由として、彼と身長が同じぐらいの選手(189cm)は、アメリカのバスケット選手としては普通もしくは若干低い方に分類されるからです。
彼と身長が同じぐらいの選手は大体ポイントガードかフォワード。
元NBA選手でユタジャズだった『ジョン・ストックトン』選手も185cmで生粋のPGだったと考えると、、、桜木選手も外からのシュートが必要となってくるだろうなと勝手に推測しました😅
もしかしたら、もっと背が伸びて2mを超す長身赤髪男になるかもですが。
スラムダンク~桜木花道~その後は?
桜木 花道の”その後“はリハビリ界の王として、リハビリに励んでいます。
“スラムダンク あれから10日後”で、治療している場所は明確にはなっていませんが 神奈川の腰越海岸(?)で過ごす花道の姿が描かれています。
そして砂浜に座りながら、晴子から送られてきた手紙を開き
- 宮城リョータはゴリよりも厳しいキャプテンかもしれないコト
- それにより三井 寿と よく喧嘩になり険悪ムードになるコト
- ゴリはバスケをやめて成績が下がったコト
- 桜木君のリハビリ王からリバウンド王に戻る姿が早く見たいコト
こうしたチーム状況や桜木君の復帰を望む内容が書かれた手紙を
と言いながら読んでいるのでした。
そんな彼をリハビリの先生?が呼びに来て、新たなリハビリ段階にチャレンジしようと提案。
そしてバスケ話の一環で、NBAに田臥 勇太選手が入団したのを話すのでした。
日本人には無理と言われたNBAという舞台。
『次に行くのは俺だ。』『行けるの?』
復帰に向け、厳しいリハビリにも耐える天才 桜木花道の姿がありました。
※私も田臥選手がNBA入りした時のスポーツ新聞を(嬉しすぎて)4紙ほど買ったのを覚えています。
※私が学生時代に驚愕した田臥選手のスゴすぎるパスです。
その後のその後で…復帰してる!
スラムダンクのキャラが登場する資生堂AlephのCMをご存じですか?
このCMでは相変わらずバスケ達者な流川・4番ユニフォームの宮城リョータ・そして髪が少し伸びた桜木 花道が描かれています。
リョーちんが4番なので、その後の湘北高校バスケ部だという事ができ…
桜木 花道は怪我のリハビリを終え、復帰できてますね😄
作者の井上雄彦が描かれている”絵”なので間違いないでしょう。
CMが放送されていた時、ガキンチョだった私は
とテレビに向かって叫んだ記憶があります。(父にうるさい!と怒られました)
スラムダンク~桜木 花道の名言&名セリフ
大好きです
今度は嘘じゃないっす ~SLAM DUNK 30巻~
スラムダンクの名言で思いつくのは?と聞かれたら愛好家なら、すぐに想い付くであろう桜木 花道の名言。
山王戦で背中を強打し 意識が朦朧とする中で晴子の両肩をつかみ言った名シーンでのセリフでもあります。
この名シーンは週刊少年ジャンプにてスラムダンクが連載されている”269話”最後の見開きページで描かれて、一週間空いたので…晴子に告白した!?と思う読者の人達もおられ話題を呼んだ場面です。
現代のようにtwitterがあれば様々な推測が飛び交っていたでしょうね。
次の話で『バスケットがってことね』と告白対象が明らかになっています。
スラムダンクの主人公 桜木花道がバスケットマンになっていく過程を1巻から読んでいた人は この場面で『今度は嘘じゃない』と言ったのが印象深かったようです。
素人なりに いつも必死で考えながらプレイし、様々な技術を努力して身につけ全国でも通用するバスケットマンとなった花道の本音。
半分 気を失っている状態で、いつもの天才説も 冗談もウソも言えるはずのない状況で飛び出した本音中の本音に、共感と好感をもたれた人も多くおられます。(私もその1人です)
山王戦のラストシーン、セリフ無しで物語が進行する 漫画史上でも歴史的な”話”の中で描かれた桜木の名言。
現実世界、バスケ経験者ならシュートを打つ時に『左手は そえるだけ』と意識しながらゴールを狙ったことがある人も多いのではないかな?と思えるセリフです。
オレはバスケットをやる
バスケットマンだからだ ~SLAM DUNK 2巻~
ジュードー男、青田 龍彦に柔道部へとスカウトされた際に言った、ゴリもどこか感銘を受けた名言。
他のスポーツでは あまり聞かない?バスケをやっている人独特の、プレイヤーだという事の表現方法だといえるでしょう。
サッカーマンやバレーマンとは聞かないものですから😅
スラムダンクが発症なのかは不明ですが、現実でもバスケをやっている人が『自分はバスケットマンです』と紹介して多くの人に理解されるであろう表現方法です。
オレに今できることをやるよ!!
やってやる!! ~SLAM DUNK 13巻~
スラムダンク史上初めて?ちょっぴり大人な発言。
海南戦でゴリが怪我をした時に
と決意表明し、流川に
と言われながら…
ウホホホホーッ!!
ゴール下のキングコング・弟!!! ~SLAM DUNK 13巻~
清田のダンクをブロックし、キングコング・弟がめでたく誕生したのでした。
おめーらバスケかぶれの常識は オレには通用しねえ!!
シロートだからよ!! ~SLAM DUNK 28巻~
山王戦で点差をつけられ悪いムードのメンバーたちに対して言ったセリフ。
自分がシロートだという事を珍しく前面に押し出し、あえてそれをポジティブ要素として話すのでした。
メガネ君 引退がのびたな
この天才のおかげで! ~SLAM DUNK 21巻~
陵南戦に勝利し、I・H出場を喜びながら言った 先輩泣かせのセリフ。
実際にメガネ君は泣いてます(笑)
陵南戦でメガネ君を泣かした後に、3年分の?涙を流すゴリに 海南戦にて言われた台詞を言い返した一言。
スラムダンク感動の名シーンでの一言です。
天才集
陵南戦で福ちゃんこと福田 吉兆を相手に、自称天才が語る桜木花道の天才論。
『確実に1%以上は努力してるやんお前』と物語を読んでいるとツッコミたくなるワンシーンで、福ちゃんにフェイクという技を披露し 得意げな笑みを浮かべた後に…越野にボールをパクられています。
ハッハッハッ 才能ですよ才能!!
この天才が努力など!! ~SLAM DUNK 6巻~
陵南との練習試合で、晴子の友達(藤井さん)から感動したと言われ 初得点をホメられた際にいった立ち直りのセリフ。
短期間で体育館シューズに穴が空くほど努力したのを認めない桜木 花道なのでした。
4試合連続5ファウル退場となり、珍しくネガティブな気分になっているワンシーンより。
スラムダンクの自称天才が、上手くいかない現実にぶち当たり 少し弱気な様子で頼れる赤木キャプテンに、素直に質問している場面より。
オレが天才じゃないなんてことは…
まさか!ありえん! ~SLAM DUNK 10巻~
翔陽戦で観客から湘北メンバーのうち自分だけ強さの一員として認められていない現実を知った時のワンシーンより。
そんな観客たちの声援は最終的にリバウンドを取りまくり、ワンハンドダンクをブチ込んだ桜木 花道へと向けられるのでした。
翔陽戦後、リバウンドやダンクを決めるなど 上手くなってきたと自分自身でも感じられ 喜んでいるのが伝わってくる微笑を浮かべながら水戸洋平にいったセリフ。
この後、天才なんだろと水戸洋平にいわれ、いつも通りの お調子者に戻るのでした。
プレイ集
翔陽戦でリバウンド王としての才能が開花し始めたシーンより。
ゴール下にて自分が打って外したシュートを自らとーる瞬発力といった凄さに圧倒される花形の姿も見られます。
陵南戦で集中力を取り戻し 5番池上のシュートフェイクに1度引っ掛かりながらも高い運動量でブロックする、彼だからこそできる2回とび。
陵南戦にてゴリの後に続く、キングコング弟のダンクシュート。
この後、魚住に叩き落とされて…キレる弟でした。
狙い通り!!
ガンメンシュート!! ~SLAM DUNK 25巻~
山王戦で沢北のブロックをガンメンで受け、跳ね返ったボールがリングインした後のセリフ。
このスラムダンクという漫画以外では(漫画でも現実でも)見たことが無いシュートです。
まだある!スラムダンク~桜木 花道のアレコレ
もう少しだけ桜木 花道を細かく見ていきましょう。
桜木軍団とは?
桜木軍団とは和光中出身のヤンキー5人組。
- 桜木 花道
- 水戸 洋平
- 高宮 望
- 大楠 雄二
- 野間 忠一郎
いつからの関係性なのか、幼馴染なのかといった情報はスラムダンク全巻を通してありませんが 中学時代からの同級生だという事実は藤井さんが話していました(1巻参照)
また相当なワルだったことも(^^;)
とも言われており、怖がられる存在でもありました。
ただ自分達から喧嘩を仕掛けたり、むやみに人を傷つけたり カツアゲしたりといった描写は いっっさいありません。
どこか愛嬌があり親しみやすいキャラとして、それぞれが描かれています。
そんな桜木軍団が本領発揮したのはスラムダンク7~8巻。
あ‥‥‥蚊がいる
ホッペタと…ハラと…アタマがさされてるぞ いつの間にか
きかねーな ~SLAM DUNK 7巻 桜木花道~
グレていたミッチーがケンカのプロ鉄男たち不良仲間を引き連れてバスケ部にやってきたのを返り討ちにします。
花道は最初、散々鉄男に殴らせて、、のちに鉄男ボコボコに殴り返し。。
…と、どこかもったいぶったストーリー進行に子供心ながらツッコんで読んでましたが、そのもったいぶった進め方が後半のボコボコシーンのカッコ良さを際立たせているんだなとオッサン心では(勝手に)理解しています
何にせよ、いつもは陽気な5人組ながらケンカは強い!という事実がマザマザと伝わってくる喧嘩エピソードでした。
その後も桜木軍団は、バスケを始めた花道の試合を見に行ったり合宿にてビデオ撮影など練習に協力したりとスラムダンク作中でも多く登場します。
パチンコに行っているシーンも2回ほど描かれています(高校生はパチンコNGです)
家族構成~倒れた父親
そんな昔から相当なワルだった花道は、中学時代に父親が倒れます。
4人の高校生との喧嘩をした後に、一軒家のアパート?らしき自宅に戻ると玄関で倒れている父親の姿が。
病院は近いからと、そのまま家を飛び出したのですが…外にはさっきの4人を含む8人の高校生が待ち構えていました。
その後…父親が無事だったのかどうかは描かれていません。(ご無事だったことを祈ります)
また自宅の玄関にはクツが二足だけ見られることから、キョウダイはおらず父親と母親のみ?
これに関しては推測の域を超えないので省略しますが、この父親が倒れた経験を持つ花道は後に安西先生が倒れた時にテキパキと迅速な対応ができたのでした。
そう言えば、昔読んだ何かのスラムダンク本に『医者を呼びに行かず119番すれば良かったのに』というダメ出し?(イマでいう口コミ)が書かれていましたが…。
もしかしたら電話しなかったという教訓もあって、安西先生が倒れた際には救急車を呼び 安西宅に電話して…といった迅速な対応ができたのかもしれません。
履いているバッシュ
中古だからマケてくれ
30円に ~SLAM DUNK 6巻~
桜木 花道がスラムダンク作中で履いているバッシュは
- NIKE AIR JORDAN VI(白×赤)
- NIKE AIR JORDAN I(黒×赤)
このバスケ好きなら誰もが欲しがるであろうジョーダンモデルのバッシュ2足を合計130円で手に入れています。
きっと(というか絶対)マイケルジョーダンというバスケの神様を知らないプラス興味も無さげな桜木花道だからこそ30円で買うコトに何の迷いも生まれないんでしょう。
そしてのちに、クツ屋の店長さんが『いいバッシュがあるよ』と勧めてくれるのが
NIKE AIR JORDAN I。
湘北の色だからとI・H前に 無料で譲る店長さんなのでした。
そして桜木花道は、せめてもの気持ちで100円支払うのでした。
ふんふんディフェンスはお蔵入り?
スラムダンク初期、2回披露された花道の”ふんふんディフェンス”。
信じられん…
まるでカベのようだった…!! バカな!
引用元: スラムダンク5巻~魚住 純
1回目はゴリとの1on1での対戦で、2回目は陵南との練習試合の時に披露されていますが…お蔵入りしたようです😅
『スラムダンクでは現実性のあるバスケのプレイを描こうと思った』から、ふんふんディフェンスはやめたと作者の井上雄彦さんが書かれた本の中に記載があったのを覚えています。
私はスーパーファミコンのゲームソフト”スラムダンク2”で よくフンフンディフェンスは利用させて貰いました。
〇ボタン連打で花道がフンフン動きまくって相手のボールを
してくれるのをゲーム対戦している兄貴相手に、よく使っていました。
取れなかった時は『あ~~~~~っ』とミスした叫びをあげながら ボールが弾かれルーズボールになります。
最後に~
スラムダンクの主人公、桜木 花道を大解剖してみました。
4か月で全国でも通じるバスケ選手になった赤髪男の成長には、記事を書いている私自身も改めて凄さを感じました。
将来的には3Pも打ってるかもしれない?
得点源として華麗なポストプレイからのダンクをブチかましているかもしれない?
そんな更なる飛躍・成長を遂げていくであろう桜木 花道を、勝手に想像しながらこれからもスラムダンクを楽しみましょう😄
コラム~桜木 花道に関する個人的な想い出
最後の最後に…イチスラムダンク愛読者の私が桜木 花道に関する個人的な想い出を1つ記載させて頂きます。
全巻の表紙にもれなく描かれている!
最近ではスラムダンクに”完全版”や”新装版”などの新たなバージョンが再び発売されました。
でも私が愛読書として読んでいたのは、過去の単行本31巻。
この31冊の表紙絵には桜木 花道の姿が細切れであろうが、その巻の主要キャラで無かろうが必ず描かれているのでした。
知ってました?😅
私はお風呂で朗読中に気が付きました。
何度もお風呂で読み、湿気でふにゃふにゃになったスラムダンク23巻を読んでいる時に
と単行本を閉じて、大好き漫画の変わってしまった姿に反省しながら
と宮城リョータの後ろにコッソリ描かれている桜木 花道を見ていると
『…アレ?』
そういえば、どの巻の表紙を思い出しても絶対に(桜木 花道は)いるぞ?と思い、風呂から上がって全巻の表紙を見直すと…やっぱり描かれていました。
13巻の表紙では流川楓の”ケツ”に隠れて顔が見えないものの31巻全てに桜木花道の姿が必ずありました。
主人公は必ず表紙に書くべき!という想いが作者の井上雄彦氏にあったんでしょうか?
総括すると『で?だから何?』という個人的な話です。
なんとなく、そんな井上雄彦氏の統一性が嬉しかったんです(^^;)
例え海南vs陵南で全然出番のない巻であろうと、必ずスラムダンクの主人公として表紙に描かれていることに、どこか喜びを感じました。
最終巻が発売されて数日後に気づいた私。
何度でも『で?だから何?』と思ってください。
別に”完全版”や”新装版”で描かれていないからダメだとは1ミクロもありませんが、流川のお尻で隠れてようと主人公の姿が必ずある旧単行本の全巻表紙が好ましかった。。。
『で?だから何?』プチ豆知識でした。
私と喜びを共感できる人はお友達になれるでしょう😅